宇徳敬子が中西圭三とデュエット、リアレンジした「Good-by morning」配信 (出典:音楽ナタリー) |
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11/27(月) 16:20 山陽新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/72683c7d99a6f03bd34d95b9b7cf28fa80041b9b
「ぼよよん行進曲」を熱唱する中西圭三さん
(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
長年愛されているキッズソング「ぼよよん行進曲」。弾むようなリズムと明るい曲調にもかかわらず、子育てをする親にとっては、心にぐっとくる「涙腺崩壊ソング」として知られています。なぜ、「ぼよよん行進曲」は泣けるのでしょうか。音楽の専門家と、作詞作曲をしたシンガー・ソングライターの中西圭三さん=岡山市出身=に聞いてみました。
2006年にNHK「おかあさんといっしょ」で発表された「ぼよよん行進曲」。今月中旬の放送でも米国の「セサミストリート」のキャラクターと一緒に歌われ、話題になりました。まず、音楽心理学を専門とする昭和女子大専任講師の池上真平さんに、曲を分析してもらいました。池上さんにも2歳の息子がおり、「ぼよよん行進曲」に涙腺を刺激されている一人といいます。
その1 共感しやすい歌詞
音楽を聴いて涙が出るという反応は、歌詞への共感と関連が深いことが研究により明らかになっています。「ぼよよん行進曲」の歌詞からは、「どんな困難に見舞われても、自分の力で乗り越えていけるさ」というメッセージを読み取ることができます。これは一見すると子どもたちへの応援なのですが、親の心にも響く内容だと思います。すなわち、歌詞を自分の子どもに重ね合わせて、これからの人生で壁にぶつかりつつも、立ち向かって乗り越えていく姿に思いをはせて、気持ちが入り込んでいきやすいのではないでしょうか。
その2 コード進行
私たちが音楽を聴く時、「次に曲がどう進行していくか」というのを時々刻々に予期しながら音楽を聴きます。その予期とは違う展開が待っていたり、予期した通りに曲が進行したりするわけですが、その「予期と答え合わせ」のプロセスが、涙を誘発するような感情体験と関連していると考えられています。「ぼよよん行進曲」のコード進行は、単純すぎず複雑すぎず、程よい良い緊張と緩和のバランスで作られており、聴いている人はコード進行の「予期と答え合わせ」のプロセスに乗っかって、心を動かされやすいのではないかと思います。
その3 音の大きさの変化
「泣ける」というより、むしろ「ゾクゾク」という鳥肌感との関連が指摘されているのですが、研究によれば、急激な音の大きさの変化は、聴く人の感情的な反応を誘発する一因になっていると考えられています。「ぼよよん行進曲」は、曲の冒頭で、人生の始まりを想起させるイントロのファンファーレの部分で大きな音がパーンと出てきますし、サビの直前にはいわゆる「ブレイク」といって音がパッと止まるところがあり、その後「ぼよよよ~ん」というサビの始まりで音がパーンと大きくなります。こういった箇所では特に、聴く人の心を動かしやすいかもしれません。
中西圭三さん本人はどのようにとらえているのでしょうか。「泣ける」という反響について、「この曲が元気と癒やしを届けられているならうれしい」と中西さん。「お父さん、お母さんたちは一生懸命子育てしているからこそ、日々の思いと重なり、ぐっとくるものがあるのかもしれませんね。『ぼよよよ~ん』とわが子がジャンプする姿には、成長も感じられ、うれし涙もあるのかと思います」と話します。
そもそも中西さんはどんな思いを込めて、この曲を作ったのでしょうか。「いじめなど、子どもたちを取り巻くさまざまな社会問題がある中、いつか困難が立ちはだかっても、足の下のばねで飛び越えてほしいと考えました」。イメージしたのは、子どもの頃聴いた水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
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Source: 注目トピックスch