小沢健二「日本語って、ずっと気を遣っている言語なんですよね」日本語の“一人称”の多様性を語る (出典:TOKYO FM+) |
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2023-10-12
麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。9月30日(土)放送のお客様は、シンガーソングライターの小沢健二さんです。川島が31年前から1日たりとも欠かさずに大好きなアーティストだと熱く語る小沢さんのお話をたっぷりと伺いました。ここでは、ファーストアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』への思いを語った内容を紹介します。
1968年生まれ、神奈川県出身の小沢さん。1989年、フリッパーズ・ギターとしてメジャーデビュー。1991年に解散後、1993年にシングル「天気読み」でソロデビュー。その後、『犬は吠えるがキャラバンは進む』『LIFE』などのアルバムを発表。1998年からは拠点をアメリカ・ニューヨークに移して活動、近年では2019年に、13年ぶりのアルバム『So kakkoii 宇宙』をリリース。さまざまな活動を通して音楽を届けています。
川島:フリッパーズ・ギターを解散され、その2年後にシングル「天気読み」でソロデビューを果たされます。ソロ活動を始めた当初を振り返って、印象に残っていることはありますか?
小沢:ファーストアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』の収録曲が、2021年に公開された森山未來さん主演の映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」のなかで、ほぼ全曲かかったんです。長年のリスナーである(原作者の)燃え殻さんが会いにきてくださって、「この人なら大丈夫だな」と思ってアルバムの曲使用をOKしました。
川島:へええ!
小沢:(アルバムをリリースしてから)長い時間をかけて、下手したら30年ぐらいかかってから、映画のなかで大きな音楽としてかかっているのは、本当にうれしかったです。でも、作っているときも「そうなる」と思っているんですよね(笑)。めっちゃ自信過剰(笑)。
川島:いやいや、過剰ではないです! 結局それが正しかったということになりますから。絶対に何十年先も愛される曲たちだと。
小沢:全員に届くとは思っていないですし、聴き手の幅が広いことも絶対なくって。聴き手は少ないのですが、ちゃんと絶対にいるんですよ。(アルバム収録曲の)「天使たちのシーン」は、30年経って聴いてもいいと思うだろうなと感じていました。作っているときに「これはちゃんとできている。誤魔化していない。あとになっても、ちゃんと意味があるだろうな」とすごく思いましたね。(ソロ初期は)曲の感じが暗いし、フリッパーズに比べても暗いんですよ。だから、「よくわからない」みたいなことを言われたりもしたんですね。
川島:イメージが急に変わったからなんでしょうね。
小沢:変わりたいからやっているんですけどね(笑)。変わらなきゃ意味がないというか(笑)。
川島:前と一緒だったら解散していないですもんね。
小沢:だから、言われたことが一切気にならなかったです。(聴いてくれる誰かが)絶対先にいるし、もちろん身近でわかってくれる人もいました。
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Source: 注目トピックスch