2%の便でしか運用されない「伊丹の逆ラン」
JAL(日本航空)グループで、伊丹空港を拠点におもに地方路線を結ぶ航空会社のJ-AIRが、伊丹空港発着便で全体の数%しか起こらないレアな運用を、コクピットから撮影した「おそらく世界初」という貴重な動画を公式SNSで公開しています。
伊丹空港の滑走路は2本で、ともに北西と南東の方向にかけ、設置されています。多くの空港では離着陸時、風向きなどに応じて滑走路の方向を使い分けることが一般的ですが、伊丹空港は離着陸ともに、南東(大阪市側)→北西(宝塚市の山岳側)への一方向で滑走路を使い、ほとんどの便を発着させる運用を特徴とします。
しかし、ごくまれにその反対である北西から南東への離着陸が行われます。通称「逆ラン」といわれるもので、伊丹空港を運営する関西エアポートは以前取材に対し、2018年の「逆ラン」発生率は2%程度だったと答えています。
J-AIRの公式SNSアカウントは、コクピットからの視点で、この「逆ラン」運用時の離着陸を連載形式で公開。パイロット目線で「逆ラン」運用の離着陸でどのようなことに注意を払っているのかの解説も加えられています。これを見たフォロワーからは、次のようなコメントが寄せられています。
・逆ランのこの目線が体験できるだなんて!
・ナニコレめっちゃテンションあがるんですが!
・永久保存版やん…
・貴重な映像!鼻血が出そう!
・これを待ってたんですよーーーーー!
・香港カーブ(旧香港・啓徳空港で行われていた低空で市街地を急旋回する着陸進入)ならぬ伊丹カーブ、本当にパイロットの方々の技術は凄いと思います
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