最大1700kgの牽引が可能に 内外装一新
メルセデス・ベンツは、電動SUVのEQBの改良新型を欧州で発表した。内外装をリフレッシュし、新しい機能を追加している。欧州では今秋から発売され、来年初めから納車開始の予定だ。
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改良新型EQBでは、メルセデスのシグネチャーであるスターパターンを組み込んだ新しいフロントグリルと、左右のLEDデイタイムランニングライトとつながるライトバーが採用された。リアのデザインも一新され、丸みを帯びた形状から、直線的で水平基調のレイアウトに変更された。
インテリアでは、ダッシュボードとドアトリムにスターパターンがあしらわれ、バックライトも装備される。また、メルセデスの新しい静電容量式コントロール付きの3本スポーク・ステアリングホイールが採用され、ウッドトリムもオプションで設定されている。
オプションとしては、トレーラー牽引用のヒッチが新たに追加された。最大牽引能力は前輪駆動モデルで1400kg、四輪駆動モデルで1700kgとされ、セルフスタビライジング機能が備わる。3列目シートを装着しない場合(5人乗り仕様)にのみ選択可能だ。
また、Dolby Atmos搭載のBurmester製オーディオ・システムもオプションで設定される。「シルバーウェーブ」や「ヴィヴィッド・フラックス」など、曲調や音響効果を変化させる4つの「サウンドエクスペリエンス」が用意されている。
EQBには今回の改良により「Mercedes Me Plug & Charge」機能が標準装備となり、充電時の事前認証を必要とせず、プラグを差し込むだけで自動的に充電が開始されるようになった。
インフォテインメント・システムには最新世代のMBUXを採用。従来よりもすっきりとしたシンプルなデザインの10.0インチ・タッチスクリーンを2枚標準装備し、3種類の表示パターンを備えている。
音声認識システムもアップグレードされ、さまざまなアクセントをより素早く学習するようになったという。
メルセデス・ベンツによると、ボディの空力効率の改善と低転がり抵抗タイヤの採用により、航続距離が延長されたというが、その数値はまだ公開されていない。同様の改良を受けた兄弟車EQAの航続距離は560km(WLTP)とされているため、EQBは530km前後と予想される。
改良新型EQBの価格はまだ明らかにされていない。
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